5月22日からグランドスラム第2弾、全仏オープンテニスがフランス・パリのローラン・ギャロスで開幕する。錦織圭選手もすでにパリ入り、ランキング8位のベルディヒ選手と試合形式の練習をしたり、マイケル・チャンコーチも合流して調整を進めている。
先週のローマオープンでは準決勝でジョコビッチに、合計1ポイント差の惜敗となった錦織選手。バルセロナでは準優勝、マドリード、ローマではベスト4と調子は良いだけに、初のグランドスラム制覇を期待したい。
また、16日から始まっている予選では、男子シングルスで20歳の西岡良仁選手が本戦出場に王手をかけている。
錦織選手の活躍により、地上波でのテレビ中継も多くなってきたテニスだが、実況アナウンサーや解説の元プレイヤーが使用する専門用語も多い。ここでは、中継でよく耳にする言葉を簡単に紹介したい。
アンフォーストエラー |
相手によってミスをさせられたわけではないミスショット(自分に原因があるミスショット)のこと。凡ミスは当然含まれるが、惜しいショットでもアンフォーストエラーと判定される場合もある。 |
ウイニングショット |
決め球。勝利を決する決定的な一打や、それぞれの選手が最も得意とするショットのこと。 |
エース、ウィナ― |
相手がラケットに触れることなく得点になる強力なショット。サーブ・リターンの場合はエースといい、ラリー(ボールの打ち合いが続いている状態)になってからの場合はウィナ―というのが一般的。 |
オン・ザ・ライン |
ボールがライン上に直接落ちた時のこと。少しでもラインに乗っていればインとなる。 |
クロス |
クロスボールの略。コートを斜めに狙って打つボール。 |
サービス |
プレーを開始するために相手コートにボールを打ち込むこと。 |
ストレート |
サイドラインと平行に打つ球のこと。ストレートボールの略。 |
ストローク |
テニスにおける「打つ」ことすべてを指すが、グラウンドストローク(一度バウンドしたボールを打つこと)の略として使われることが多い。 |
スマッシュ |
頭上の高い位置にあるボールを地面に落とす前にサービスのような動作で打つストロークのこと。 |
スライス |
ラケット面でボールの下方を切るように打った逆回転のボール。また、その打ち方のこと。 |
ダウンザライン |
サイドラインに沿った、ストレートのパッシングショット(相手選手の脇を抜く打球)のこと。 |
バックハンド |
体の利き腕の反対側で打つこと。 |
フォアハンド |
体の利き腕側で打つこと。 |
ボレー |
サービス以外のインプレー(サービスが打たれてからポイントが決まるまで)のボールをノーバウンド(地面に触れる前)で打つストローク。 |
リターン |
サービスに対する返球のこと。 |
ロブ |
高く打ち上げ相手のベースラインを狙う打法。 |
アドバンテージ |
デュース(ポイント40-40)の際に、一方が1ポイントを取って優位にある状態。アドバンテージを握った選手が次のポイントも取ると、その選手がそのゲームを奪うことになる。 |
オール |
お互い取ったゲームやセットが同じであること。 例)ワンセットオール(セットカウント1-1)、ツーゲームオール(ゲームカウント2-2) |
サービスキープ |
自分のサービスであるゲームを勝ち取ること。 |
ストレート |
クロスボールの略。コートを斜めに狙って打つボール。 |
サービス |
プレーを開始するために相手コートにボールを打ち込むこと。 |
ストレート |
1セットも失わずに勝つこと。 |
セットポイント |
セットを取る最後の1ポイント。2回続く場合はダブル、3回続く場合(40-0や0-40)はトリプルという。 |
タイブレーク |
ゲームカウントが6-6になったときに行う。そのセットの最初にサーブを行った者が最初の1ポイントのサーブを打ち、次からは2ポイントずつサービスが移る。7ポイントを先取で勝利。6-6になった場合は、その後、先に2ポイント差をつけたほうが勝利。 |
ドロー |
トーナメントの組み合わせ表のこと。通常、大会初日の1-4日前に公式発表されることが多い。 |
フォルト |
サービスを失敗すること。2回続けるとダブルフォルトとなり、1ポイント失う。 |
ブレイク |
相手のサービスゲームを勝ち取ること。これを取ればブレイクできるポイントをブレイクポイントという。 |
ラブゲーム |
1ポイントも取れなかったゲーム。 |
レット |
やり直しのこと。サービスレット(ネットに触れてインになった場合)とポイントレット(何らかの理由でポイントをやり直す場合)がある。 |
チャレンジシステム |
ラインズマンや審判の判定を不服として、選手が主審に再判定を申請するシステム。ホークアイと呼ばれるコンピューター映像処理システムを使って、ボールの位置や軌道を分析し、 |
ガット |
ボールを弾くためにラケットの打球面に張る強い糸。 |
グリップ |
ラケットのにぎる部分のこと。 |
サーフェス |
コートの表面のこと。グラス(芝、ウィンブルドンなど)、クレー(赤土、全仏など)、ハードコート(セメント・アスファルト・合成樹脂で造られている、全米・全豪など)などがある。 |
サービスライン |
シングルス用とダブルス用で異なる。選手から見て、左右の一番外側の線がダブルス用サイドライン、その一つ内側の線がシングルス用サイドライン。 |
ベースライン |
コートのいちばん後ろの線。 |
1位:ノバク ジョコビッチ 5,950ポイント
2位:アンディ マレー 3,525ポイント
3位:ラファエル ナダル 2,840ポイント
4位:錦織 圭 2,500ポイント
5位:ミロシュ ラオニチ 2,155ポイント
6位:ドミニク ティエム 1,720ポイント
7位:ガエル モンフィス 1,675ポイント
8位:ダビド ゴファン 1,365ポイント
9位:スタン ワウリンカ 1,355ポイント
10位:ロベルト バウティスタ=アグ 1,265ポイント