ATPワールドツアーグランドスラム観戦の楽しみ方


☆2016年3月16日 WSCスタッフ呟き☆

アメリカのインディアンウェルズで開催されているBNPパリバ・オープンで3回戦を突破し、2年連続のベスト16進出を決めた錦織圭選手。第1・第2セットともにタイブレークにもつれ込む接戦となり、錦織選手はジョンソンの強烈なフォアハンドに苦戦を強いられるも、最後まで粘りを見せて勝利を手にした。4回戦では、第9シードで世界ランク11位のイズナー(アメリカ)と対戦する。イズナーとは、今回が3度目の対戦で過去の対戦成績は1勝1敗のタイ。そのほかには、ナダル(スペイン)、ズベレフ(ドイツ)、ジョコビッチ(セルビア)、ロペス(スペイン)、ティエム(オーストリア)、ツォンガ(フランス)らが4回戦進出を決めている。

グランドスラムの組み合わせ

男子テニスのATPワールドツアーは、5月に全仏オープン、6月にウィンブルドンとグランドスラム大会が開催される。全仏オープンは例年初日(今年は5月22日)の2日前に1回戦の組み合わせが発表され、ウィンブルドンは例年初日(今年は6月27日)の3日前に組み合わせ抽選が実施される。

通常、ATPツアーの観戦チケットは「○○選手vs.●●選手の試合のチケット」というものではなく、日付もしくはセッション(全米や全豪のようにデイセッション・ナイトセッションに分かれている場合)が基準となるが、誰がどのコートで試合をするかは前日まで分からない。

グランドスラム大会やマスターズ大会等、主要なトーナメントの場合、大会公式サイトの「Order of Play」「Schedule」という箇所を探せば当日と翌日の試合予定が掲載されているが、グランドスラムのチケットを当日や前日に入手するのは難しいケースもあり、特定の選手の試合を観戦したい場合はチケット購入のタイミングの判断は難しい。2回戦以降はお目当ての選手が万が一敗退してしまう可能性もあるため、1回戦2日間(全仏は3日間)のチケットをすべて事前購入するという熱狂的なファンも存在する。

観戦以外の楽しみ方

全仏などは大会期間中、街のいたるところにテニスボールをデザインした表示がされるなど、雰囲気も十分に楽しめる。全豪オープンでは会場内でコンサートなどのエンタテインメントも実施される。また、たいていはセンターコートのチケットを持っていれば、アウトサイドコートで開催される試合も観戦できるため、これから伸びそうな有望株のジュニア選手を見つけるなど、楽しめるポイントは無数にあるのもグランドスラム大会の醍醐味と言える。

ゆったりと観戦できるウィンブルドン

また、ウィンブルドンでは前売り入場券は抽選を突破しないと入手できないため、観戦当日に行列する「キュー」が名物ともなっている。テントを持ち込み、キュー自体を楽しんでいる(?)熱心な地元のファンも多くいる。
抽選に外れてしまって、100%チケットを入手できる保証のないキューに並ぶのはちょっと、、、という場合や、高額でもセンターコートの指定席で観戦したい!という場合は、事前にディベンチャーチケットを入手する方法がある。
ディベンチャーチケットはウィンブルドンに投資している投資家向けのチケットで、これは公式に譲渡・転売が認められているため、日本でも事前に入手が可能である。センターコートでは、ロイヤルボックスと同じ階層の席で観戦することができ、ディベンチャーチケット保有者専用のレストランやラウンジもあり、荷物を預けるクロークもあるため、アウトサイドコートの混雑を避けて、ゆったりと観戦することができる。

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