メルボルンで開催中の全豪オープンテニス。
1月26日にセンターコートであるロッドレーバーアリーナ行われた男子シングルス準々決勝では、錦織圭が王者ジョコビッチにストレートで完敗した。
4回戦で、昨年の全仏でフルセットの末敗れたツォンガをストレートで退けリベンジを果たした錦織に対して、ジョコビッチはフルセット4時間32分の大接戦。さらに錦織の試合は雨の影響でアリーナの屋根が閉じられての試合だったことに対し、ジョコビッチの試合は雨も止み、炎天下での試合だった。ジョコビッチの消耗が明らかに大きかったこと、錦織の調子の良さを考えると、2014年全米オープン準決勝以来の勝利も期待されたが、結果は完敗。40-0からミスを連発してブレイクを許すなど、エラーの数はジョコビッチの2倍に上り、その差を見せつけられる結果となった。
1月28日の準決勝でも、今大会ではまだ見せていない秘策を使うことを宣言していたフェデラーとの45回目の対戦を、セットカウント3-1、2時間15分で勝利し、フェデラーとの対戦成績を23勝22敗と勝ち越した。決勝では、29日に準決勝を行うマレー(第2シード)とラオニッチ(第13シード)の勝者と対戦する。
世界ランク1位のジョコビッチは、昨シーズンのグランドスラムで全豪・ウィンブルドン・全米の3大会で優勝。さらにマスターズ6大会を制覇し、ATPワールドツアー・ファイナルでは史上初の4連覇の快挙を達成している。衰える気配をまったく見せないこの王者を誰がとめるのか!?