2017 クラブワールドカップ決勝レアル・マドリード対グレミオ

クラシコ


今年はUAEのアルアインとアブダビで開催された、サッカークラブチーム世界一を決めるFIFAクラブワールドカップ。
2016年大会では、「鹿島アントラーズが王者レアル・マドリードを本気にさせた!」と話題になったが、今年は日本から、AFCチャンピオンとして浦和レッズが参戦するも5位に終わった。また、日本代表の本田圭佑選手が所属するメキシコのパチューカが北中米王者として参戦し3位と健闘。準々決勝を勝ち上がり「絶対に決勝まで行ってレアルとやりたい」と意気込んでいた本田選手だったが、膝痛の影響で3位決定戦は出番なしに終わった。 

注目の決勝戦

注目の決勝は、2017年12月16日にアブダビで開催され、ヨーロッパ王者レアル・マドリード(スペイン)対南米王者グレミオ(ブラジル)の対戦となった。
試合開始直後から高いボールポゼッションでレアル・マドリードが攻め続ける。前半17分、クリスチアーノ・ロナウドがミドルシュートを放つも枠外。20分、MFモドリッチのクロスをグレミオDFがヘディングでクリア、浮いたボールをカルバハルが豪快にボレーシュートするもブロックされる。23分にもペナルティエリアライン付近からモドリッチがシュート、37分にはロナウドがゴールエリア手前まで切り込み、シュートの体勢まで持ち込んだが阻まれた。

とにかく攻めるレアル

グレミオはカウンター狙いで守備に徹するがなかなか好機は訪れない。
39分にはロナウドがゴールまで約30mのところから直接FKを狙うも、シュートはクロスバーのわずか上。前半終了間際にもレアル・マドリードがチャンスを作るが得点には至らず、試合は0-0のスコアレスのままハーフタイムに突入した。

後半もレアルペース

後半に入って、52分にはロナウドがふたたび直接FK。前半のFKで相手の壁の動きを読み切り、狙いすましたかのように壁の間を抜いてFKを決め、レアルが先制。さらにレアルは攻撃の手を緩めずグレミオゴールを脅かし続ける。
ジダン監督は80分、ベンゼマに代えてベイルを投入。そのベイルは82分、左サイドから中央に切れ込んで、左アウトサイドで左にカーブしながら落ちていく芸術的なシュートを放つが、グレミオGKのマルセロが好セーブ。

史上初の2連覇

結局、レアル・マドリードは2点目を奪うことはできず試合は1-0のままホイッスル。南米王者に合計20本のシュートを浴びせかけ、相手の攻撃はシュート1本に抑え込む圧勝で、クラブワールドカップ史上初めて連覇を達成し、優勝回数は3回とFCバルセロナに並んだ。

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