8日に行われたブンデスリーガ第12節ドルトムントvs.シャルケ、伝統のレヴィアダービー(ルールダービー)は、ホームのドルトムントが3-2で勝利を収めた。ドルトムントの香川真司は先発フル出場、1ゴール。シャルケの内田篤人は負傷のため出場していない。
バイエルン戦大敗(1-5)の後、連勝を続けているドルトムントは、6試合で6ゴールと好調のロイスを負傷で欠いてのダービーマッチ。対するシャルケは順位こそ5位であるが、第10節とDFBポカールでボルシアMGに連敗を喫した後、昇格組のインゴルシュタットにドローと今ひとつピリッとしない。
やはりホームのドルトムントがボールを支配する展開となったが、シャルケの守備にも隙はなく、なかなか試合は動かない。ようやく試合が動き出した30分、ゴール前のスペースにうまく入った香川がギンラーのクロスに珍しいヘッドで合わせて今季3点目となるゴールを記録した。
シャルケもすぐさま反撃。33分、フンメルスのパスミスを拾ったゴレツカが前線へ浮き球を送り、ドイツ代表にも初招集されるなど好調なサネがスピードに乗ってエリア内へ侵入。GKを引きつけてのクロスを最後はフンテラールが押し込んで同点とした。
ダービーらしい熱い展開となったが、追いつかれた後も優位を維持したドルトムントが、前半終了間際にギンターがヘディングを決め、2-1で前半を折り返す。
そのままの勢いで後半48分、ドルトムント・オバメヤンがGKの位置を見て冷静に右端へ流し込んで3-1。オーバメヤンはブンデスリーガ12試合で14ゴール目、ポカール・ヨーロッパリーグをあわせると20試合で22得点目である。
ドルトムントはその後も主導権を握りシャルケゴールを脅かしたが、GKフェールマンが好守で立ちはだかり追加点はもぎ取れず。
守護神の奮闘に攻撃陣も応え、71分にはシャルケが再びふんてらーるのゴールで1点差に詰め寄るあが、ドルトムントが1点差で逃げ切ることに成功した。
ドルトムントはリーグでの連勝を4、公式戦の連勝を7に伸ばし、首位バイエルンとの5ポイント差をキープしたが、一方のシャルケは6試合連続で白星がなく、次節はバイエルン戦と厳しいカードが続く。