今週パリで開催されているATPワールドツアー、BNPパリバ・マスターズは2日、シングルス2回戦が行われ、日本の錦織圭(第5シード)は、世界ランク28位のトロイキ(セルビア)をストレートで退けた。錦織は、2007年にプロ転向してからツアー通算300勝を達成し、5年連続のベスト16進出を果たした。世界ランキングでは自己最高タイの4位へ返り咲いている。
この日は、強烈なサービスを放つトロイキに対して鋭いリターンでエースを決めるなど、第5・第7ゲームでブレークに成功し、第1セットを先取。第2セット序盤はブレーク合戦となるも、第3・4ゲームを錦織が連取し、第6ゲームでブレークバックを許すものの、第11ゲームで再びトロイキのサービスゲームを破り、自身へ流れを引き戻してストレートで勝利した。両者は今回が6度目の対戦で、錦織の5勝1敗。
3回戦では、第11シードのツォンガ(フランス)と対戦する。
錦織とツォンガは今回が8度目の対戦で、錦織の5勝2敗。今年の全豪オープン4回戦以来の対戦で、その時は錦織がストレートで勝利している。
マスターズ大会初優勝を狙う錦織は、今年のマイアミ・オープンとロジャーズ・カップで決勝へ進出したが、いずれもジョコビッチ(セルビア)に阻まれた。今大会は、シード勢が順当に勝ち進んだ場合、錦織は準々決勝でラオニッチ(カナダ)、準決勝でマレーと対戦する組み合わせ。
1位:ノバク ジョコビッチ 10690ポイント (1位)
2位:アンディ マレー 10275ポイント (2位)
3位:スタン ワウリンカ 5115ポイント (3位)
4位:ミロシュ ラオニチ 4780ポイント (5位)
5位:錦織 圭 4705ポイント (4位)
6位:ガエル モンフィス 3625ポイント (7位)
7位:ラファエル ナダル 3300ポイント (6位)
8位:ドミニク ティエム 3215ポイント (8位)
9位:マリン チリッチ 3180ポイント (10位)
10位:トマシュ ベルディヒ 2970ポイント (11位)
※( )内は世界ランキング