マイアミ・マーリンズのイチロー選手が24日(日本時間)の試合で4安打を放ちました。
私は、22日(日本時間)の試合をリアルタイムで観戦しました。
私自身、恥ずかしながらイチロー選手のプレーを久々に観ました。大記録を目前にして、打席での構えやタイミングの取り方がマイナーチェンジされていました。通常であれば、記録を達成するまでは、「恐怖感」と「保守的」な気持から現状のスタイルでプレーする選手が多い事でしょう。
そういった感性も、一流選手の証なのでしょう。
イチロー選手が達成されるであろう、メジャーリーグ通算3000本安打。今回、この記録の事について報道される度に必ず付随する言葉が「メジャー通算」「日米通算」。
そもそも、MLBからNPBはどう見えるのか・・・
イチロー選手は「日米通算」では4238本(日本時間24日現在)、ピート・ローズ氏の最多安打は4256本で残り18本。NPBでの実績がどの様にとらえられるのかによって、こちらの記録のに対する価値も大きく変わることでしょう。
しかしながら、私個人としては、「日米通算」の記録があるのであれば、ピート・ローズ氏の「メジャーマイナー通算」があってもいいのではないかと考えます。
同じように、日本人選手のMLB移籍後の新人王のタイトルもあります。
日本で、輝かしい記録を残して渡米した選手が、20代前半の選手と共に新人王争いをすることに違和感を感じます。イチロー選手も移籍当時は27歳。日本では7年連続パ・リーグ首位打者を獲得していました。
2つの国で、その国を代表するほどのスポーツで、尚且つトップリーグです。
今後のMLBとNPBの関係性にも関わってくるかも知れません。
もう少し、掘り下げれば別の組織ながら同じ「プロ野球」なので、日本国内でも、「NPB独立リーグ通算」記録もありなのではないかと考えてしまいます。オリンピックに向けての動きのみならず、いろんな視点からの、横の繋がりを野球界全体で作ることも必要ではないでしょうか。
話がそれてしまいましたが、イチロー選手はMLBとNPBというビッグリーグで4000本ものヒットを打っています。元チームメイトのジーター氏の「4000本安打は少年野球の記録でもすごいこと」のコメント通り驚異的な数字であり、日米問わず今後のプレーヤーの道標となることでしょう。
2004年にジョージ・シスラー氏の年間最多安打を84年ぶりに塗り替えた時のように、全米で称賛される記録の達成も間近ではないでしょうか。
日本時間の24日現在で今シーズン初の3試合連続スタメン出場、3試合連続マルチ安打中です。
このペースで2試合で5安打を放ち、日本時間6月10日のツインズ戦でメジャー通算3000本安打の偉業を達成してもらいたいと強く望み、多くの日本人の方に現地でその瞬間を見届けてもらいたいと心から思います。