2017 香港国際競走


☆2017年11月28日 WSCスタッフ呟き☆

先週日曜の26日、東京競馬場で国際G1レース、ジャパンカップ(芝2400m)が開催され、ハマの大魔神こと佐々木主浩オーナーの所有するシュヴァルグラン(牡5歳、父ハーツクライ)が7回目の挑戦にして悲願のG1制覇を達成した。
連覇を期待されたキタサンブラック(牡5歳、父ブラックタイド)は惜しくも3着、2着は今年のダービー馬レイデオロ(牡3歳、父キングカメハメハ)。

東京コースの2400m、しかもG1レースで1番人気の馬が逃げること自体が勇気ある選択で、決して遅くない時計で決着したことを考えれば、キタサンブラックも負けてなお強しと思わせる見応えのあるレースだった。

キタサンブラックの今後

日本では、クリスマスイブに開催される有馬記念がキタサンブラックのラストランとなる予定で、最後の雄姿を目に焼き付けようと日本中の競馬ファンが注目することになる。
また、順調であれば引退後の春には種付けが始まり、2021年には産駒がデビューすることになる。
産駒が走るかどうか、こればかりは本当に分からないが、スピードもスタミナも申し分なく、高速馬場も道悪もこなし、気性もよく余計なことを一切しない賢さも兼ね備えていて、雄大な馬体を誇るキタサンブラックには生産者も大きな期待を寄せていることだろう。

もうひとつの年末ビッグレース

さて、そんな有馬記念の前にもうひとつ大きな競馬イベントが開催される。香港国際競走だ。
毎年12月の第2日曜に香港のシャティン競馬場(沙田競馬場)で開催され、香港カップ(芝2000m)、香港マイル(芝1600m)、香港スプリント(芝1200m)、香港ヴァーズ(芝2400m)という4つの国際G1レースが一挙に行われる。日本調教馬も毎年参戦し、すべてのレースで優勝経験があるが、2017年も8頭が招待を受諾し参戦予定だ。

2016年は香港カップをモーリス(牡当時5歳、父スクリーンヒーロー)が、香港ヴァーズをサトノクラウン(牡5歳、父Marju)が制した。2017年はいかに!?

日本馬 出走予定情報

香港カップ(G1 2,000m芝 3歳以上)
総賞金:25,000,000香港ドル
1着賞金:14,250,000香港ドル

ステファノス(牡6歳、父ディープインパクト、栗東・藤原厩舎)
※2017天皇賞(秋)10着、安田記念7着、大阪杯2着

スマートレイアー(牝7歳、父ディープインパクト、栗東・大久保厩舎)
※2017エリザベス女王杯6着、ヴィクトリアマイル4着、2016香港ヴァーズ5着

ネオリアリズム(牡6歳、父ネオユニヴァース、美浦・堀厩舎)
※2017天皇賞(秋)13着、クイーンエリザベス2世カップ 1着、2016香港マイル9着

香港マイル(G1、1,600m芝 3歳以上)
総賞金:23,000,000香港ドル 
1着賞金:13,110,000香港ドル

サトノアラジン(牡6歳、父ディープインパクト、栗東・池江厩舎)
※2017マイルチャンピオンシップ12着、天皇賞(秋)18着、安田記念 1着、2016香港マイル7着

香港スプリント(G1、1,200m芝、3歳以上)
総賞金:18,500,000香港ドル 
1着賞金:10,545,000香港ドル

レッツゴードンキ(牝5歳、父キングカメハメハ、栗東・梅田厩舎)
※2017スプリンターズステークス 2着、ヴィクトリアマイル11着、高松宮記念2着

ワンスインナムーン(牝4歳、父アドマイヤムーン、美浦・斎藤厩舎)
※2017スプリンターズステークス3着、高松宮記念16着

香港ヴァーズ(G1、2,400m芝、3歳以上)
総賞金:16,500,000香港ドル 
1着賞金:9,405,000香港ドル

キセキ(牡3歳、父ルーラーシップ、栗東・角居厩舎)
※2017菊花賞 1着

トーセンバジル(牡5歳、父ハービンジャー、栗東・藤原厩舎)
※2017天皇賞(春)8着、2016ジャパンカップ11着

2016年12月11日 香港国際競走

レース/着順/馬名/馬齢

騎手名/調教国

香港カップ/1着/モーリス/牡5

R.ムーア/日本

香港マイル/1着/ビューティーオンリー/セン5

Z.パートン/香港

香港スプリント/1着/エアロヴェロシティ/セン8

Z.パートン/香港

香港ヴァーズ/1着/サトノクラウン/牡4

J.モレイラ/日本

2015年12月13日 香港国際競走

レース/着順/馬名/馬齢

騎手名/調教国

香港カップ/1着/エイシンヒカリ/牡3

武豊/日本

香港マイル/1着/モーリス/牡4

R.ムーア/日本

香港スプリント/1着/ペニアフォビア/セン4

J.モレイラ/香港

香港ヴァーズ/1着/ハイランドリール/牝3

R.ムーア/アイルランド

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