第4節 マンチェスターダービー (2016-2017)


☆2016年9月10日 WSCスタッフ呟き☆

プレミアリーグ第4節、オールド・トラフォードで開催されたマンチェスター・ユナイテッド対マンチェスター・シティのマンチェスターダービーは1-2でマンチェスター・シティが勝利。開幕4連勝を飾った。

初対戦から136年目のマンチェスターダービー

それぞれの前身クラブを含めると初対戦は1881年。通算成績ではマンチェスター・ユナイテッドが上回っているものの、マンチェスター・シティが積極的な補強をするようになった2010/11シーズン以降はマンチェスター・ユナイテッドが6勝、マンチェスター・シティが7勝、引き分けが2とマンチェスター・シティの方が上回っている両チームによるダービーマッチ。
今シーズンはこの両者の関係に加え、新監督にマンチェスター・ユナイテッドはジョゼ・モウリーニョ、マンチェスター・シティにはジョゼップ・グアルディオラを招聘という世界トップクラスの監督によるライバル関係も加わった世界で最も注目を集めるゲームとなった。
両者の監督による対戦成績はモウリーニョが3勝、グアルディオラが8勝、引分けが5とグアルディオラが大きく上回っている。

豪華メンバーが揃い踏み

両チームとも開幕3連勝で迎えたこのゲーム。モウリーニョ率いるホームのマンチェスター・ユナイテッドは開幕から活躍している新戦力イブラヒモビッチ、バイイーに加え、ポグバ、ムヒタリアンもスタメン起用。ルーニーがトップ下に入る4-2-3-1を採用してきた。
一方、グアルディオラ率いるマンチェスター・シティは出場停止のアグエロの代わりに1トップに入ったのはイヘアナチョ。両サイドにはノリート、スターリング、インサイドハーフにはシルバとデ・ブライネが並ぶ4-3-3。またバルセロナから電撃加入した新守護神クラウディオ・ブラボが初スタメンを飾っている。

グアルディオラの哲学が浸透しつつあるシティ

試合のペースを握ったのはマンチェスター・シティ。予想通りマンチェスター・シティがボールを持ち、マンチェスター・ユナイテッドがカウンターを狙うという展開となり立ち上がりこそカウンターでマンチェスター・ユナイテッドが反撃を見せるシーンもあったが、エバートンから加入したストーンズを基点とし、中盤に並ぶシルバとデ・ブライネ、前線のイヘアナチョの3人がポジションを入れ替えボールを動かす攻撃にマンチェスター・ユナイテッドの両サイドは押し込まれ、またボールを奪っても恐ろしく素早い守備への切り替えでプレッシャーをかけられ、苦し紛れに前線に出したボールは守備範囲の広いオタメンディがカバーする事でマンチェスター・ユナイテッドはカウンターのチャンスも作れなくなっていく。
すると15分マンチェスター・シティがコラロフからのロングフィードをイヘアナチョが競り勝つとそのセカンドボールをブリントが緩慢なプレーで対応をミス。抜けだしたデ・ブライネが落ち着いてゴールに流し込みアウェイのマンチェスター・シティが先制する。
そして完全にゲームを支配するマンチェスター・シティはさらに36分、押し込んだ所からデ・ブライネのシュートはポストに跳ね返されるがそのこぼれ球をイヘアナチョが押し込んでゴール。敵地でリードを2点差に広げた。

シティの不安点からユナイテッドが反撃に

両チームの内容にあきらかに差が感じられ、このままではモウリーニョとグアルディオラの対戦で過去最も差がついた2010/11シーズンのバルセロナがレアル・マドリードに5-0で勝利した伝説のクラシコの様な結果になることも頭をよぎらせる展開となったが、40分頃からマンチェスター・シティの不安点が突然顔を覗かせる。
その不安点とは新守護神クラウディオ・ブラボ。グアルディオラの哲学を実現されるためシティサポーターに絶大な人気を誇る守護神ジョー・ハートを放出してまで獲得した新守護神だったが、確かに足下の技術は素晴らしく試合の立ち上がりからビルドアップに貢献してきたものの、流石に加入からほとんど時間の無い中での起用で、しかもデビュー戦がマンチェスターダービーという特殊な状況。ディフェンス陣との連携がまだまだ出来上がっておらず、42分にマンチェスター・ユナイテッドがFKで何でもないロングボールをゴール前に入れるとDFとの連携ミスでファンブル。それをイブラヒモビッチが高い技術を見せボレーで流し込み1点を返すと、一気にマンチェスター・ユナイテッドが息を吹き返し、アディショナルタイムにはルーニーのクロスにイブラヒモビッチが頭で合わせるがこれはブラボがキャッチした。

シティが逃げ切り

後半に入るとマンチェスター・ユナイテッドは前半ほとんど見せ場がなかった両翼を交代。投入されたラッシュフォードが左、ルーニーが右に出て、エレーラ、ポグバ、フェライニが中央に入る形になると、勢いを取り戻したマンチェスター・ユナイテッドがゴールに迫る場面を作る。
マンチェスター・シティもイヘアナチョに代えフェルナンドを投入し中盤を厚くし、デ・ブライネの0トップの様な形にするが攻撃の手が少なくなってしまったので、シャルケから加入のサネを投入する。
70分マンチェスター・ユナイテッドはラッシュフォードがスピードを活かして飛び出し放ったシュートはゴールネットを揺らすがオフサイドポジションにいたイブラヒモビッチがボールに触ってしまいオフサイド。同点のチャンスを逃してしまった。
これで一気にマンチェスター・ユナイテッドが押しこむかと思われたが、マンチェスター・シティも落ち着いてカウンターで対抗。75分にスルーパスを受けたデ・ブライネがシュートを放つがポストに跳ね返された。
試合終盤にマンチェスター・ユナイテッドはマーシャルを投入、さらにフェライニも前線にあげイブラヒモビッチとフェライニめがけてロングボールを入れていくが決定機は作ることが出来ずにそのまま終了。1-2でアウェイマンチェスター・シティが勝利した。

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